Q
義務教育なのに大丈夫?
A
義務教育の「義務」は、子どもが学校へいく義務ではありません。「子どもに教育を受けさせる義務」で、保護者に課せられているものです。子どもには義務ではなく、権利が付与されていて、例えば家計のために働かされたりしないで、適切に教育を受ける権利があるのです。だから、ホームスクーリングでもフリースクーリングでもタウンスクーリングでも、「こういう形で学んでいます」とはっきり主張すればそれは認められるべきですし、実際に義務教育違反で罰せられたりしません。また、その場合の「学び」が、学校教育で行う教科学習でなくてはならないとも、どこにも規定されていません。
Q
A
進級、卒業は大丈夫?
日本の義務教育制度は、ある意味とても「柔軟」で、たとえ一日も学校へ行っていなくても、次の学年に進級できますし、小学6年生なら卒業して中学へすすみます。学校教育法で、出席日数や学力により進級・卒業できないという決まりがないからです。一応、「進級認定」とか「卒業認定」の会議があるのですが、親や本人の意思を尊重して校長が認定するという形なので、親や本人が「もう一度同じ学年をやり直したい!」と言わない限り、進級・卒業はできます。
Q
A
学校にはどう説明すればいい?
こういうところで職場体験的に学ばせてもらっています!と堂々と伝えればいいです。
とまどう教師も多いかもしれませんが、根気よくできるだけオープンに説明できるといいですね。ただ、なかなか理解してもらえない場合もあるかもしれません。ご希望であれば、学校説明に同行することもできます。
Q
A
学校へ行っている他のきょうだいも、タウンスクーリングがいいと言いそうです
子どもはひとりひとり違うので、きょうだいでも、学校に向いている子と向いていない子がいます。普段から不登校の状態の子なり、タウンスクーリングのあり方なりを肯定的に話題にしていれば、もちろん、「ぼくも」「わたしも」となりますよね。それは、その子が多様性にひらかれる大きなチャンス。ぜひ、一度体験させてあげてほしいです。ただ、それまで問題なく学校に行っていたなら、タウンスクーリングのために週1欠席するのを長く続けることは考えにくいです。学校のメリットを活かせるタイプの子であるなら、体験してみて納得して学校に戻るのではないでしょうか。
Q
A
アルバイト料をもらえたりするのでしょうか?
義務教育段階の子どもを働かせて賃金を与えることは法律で禁止されています。タウンスクーリングはあくまで職場体験的に学ぶ場であり、お給料がもらえることはありません。
Q
A
受け入れ先でトラブルがあったら?
受け入れてもらう段階で、その子の性質や得意なこと不得意なことをできるだけ理解してもらえるようスタッフが説明し、頻度や期間も無理のない形になるようマッチングしてトラブルを防ぎます。それでも何かしらおきてしまったら、スタッフが話を聞いてフォローします。トラブルからも学ぶ姿勢を双方で示していけるよう、それぞれの間に入るのもスタッフの仕事です。
その他、学校との細かなやりとり、学習や進路について、子どもの状態や性質について、等どんなことでもご相談ください。